女社長・ジュールズの話じゃなくて、ベンのことね。
ベンは70歳のインターン。
孫ほど歳の離れた職場の仲間に対しても常に謙虚で、フラット。
最初の頃はジュールズに空気扱いされてて、ジュールズよぉ、おめーそりゃねーだろうよーってけっこうイライラしながら見てたんだけど。
ベンは人間ができてるから、怒ったりしないし卑屈にもならない。
自分が貢献できることを見つけて、いつの間にかみんなに信頼を寄せられているわけです。
特にグッときたのが、ベンが机を片付けて感謝されるシーン。
映画の筋としては全然泣きどころではなかったと思うんだけど、わたくし的にはあのシーンでものすごいカタルシスを感じたのです。
ベンの素晴らしい働きぶりに何度も心をほぐされた。
自分が70歳になったとき、ベンのように社会とつながっていられるかな。
つながってたいな。
なんでもいいから、誰かの役に立ってたい。
ジュールズはファッションがいちいち可愛かった。
ちょっとでもあやかりたいと、今冬は紺ニットとかコーディネートに取り入れたりしてるわけですが、まー、普通の人が着たらただの「休日のおとうさん」ですわ!
アン・ハサウェイが着るからかわいいんだよあれは。
それにしても、伸び盛りのベンチャー企業のCEOってどこもあんな感じなんすかね?
土壇場で仕様変更はないわー。
私用でメールサーバーどうにかさせようとすんなよぉ…ていうエンジニアの心の声が聞こえてきそうでした。
ベンみたいな人ならおれも雇いたい。でも実際にはなかなか居ないんだろうねー